ペレットストーブってどんなもの?

木質ペレットと呼ばれる小さな円筒形の粒を燃料とする、暖房器具です。 木質ペレットは 多くの場合間伐材や製剤工場のおがくずなどから二次的に生産されるため、灯油やガスなどの化石燃料を使用せず、CO2排出量実質ゼロ(カーボン・オフセットとよばれます)のエコなストーブです。

ペレットストーブって暖かいの?
温風と輻射熱のダブル効果

当社でご紹介するペレットストーブは、温風(対流)と赤外線(輻射熱)のダブル効果でお部屋を効率的に暖めます。
石油ファンヒーターやエアコンは手軽な操作でお部屋の空気を暖めてくれる対流暖房ですが、壁や天井はなかなか暖まらないため、戸を開けるとすぐに暖気が逃げて肌寒くなってしまいます。
また薪ストーブや暖炉ではお部屋の天井や壁を暖めてくれる輻射暖房ですが、上手に火を保つのがなかなか難しく、家具などの障害物があるとその陰までは熱が届きにくいようです。
ペレットストーブはこれらのいいとこ取りをした暖房。
パワフルな温風がスピーディにお部屋の隅々まで暖気を届け、本体前面からの輻射熱がお部屋の壁や天井を優しく暖めることで、暖かさが長持ちします。
ペレットストーブって、経済的にはどうなの?
お財布に優しい低燃費

さらにペレットストーブはお財布にも優しいんです。
当社の地元、十日町市で生産されるペレットは1kgあたり4400kcalの熱量を発生し、45円(税別)です。つまり、1円あたりの熱量は97.8kcal/円ということですね。…(a)
また灯油は1リットルあたり9000kcalの熱量を発生し、105円(税別。平成26年9月現在の宅配価格)です。こちらは1円あたり85.7kcal/円になりますね。…(b)
ペレットで作れる熱量(a)と灯油で作れる熱量(b)を比較すると、
(a)÷(b)
=97.8kcal ÷ 85.7kcal × 100%
=114.1%
つまり同じ費用で作れる熱はペレットの方が約14%多いことになります。
灯油ファンヒーターに比べると、温風を作るだけでなく輻射熱の効果がある
ことと、使用中は本体の中で揺らめく炎が見えることから体感温度は更に高くなるようです。
また室温設定をしておけば設定温度まではパワフル運転、設定温度に達してからは燃料を節約するセーブ運転になりますから、安心ですね。
ペレットストーブって環境に優しい?
燃料も地産地消の時代

ペレットストーブなら国産原料のペレットを使って、さらにCO2排出量も削減できるんです。
当社が提供するペレットは全て国内で製造されています。
遠い産油国から長い距離と多くのコストをかけて運ばれてくる石油燃料に比べて、エコでクリーン。
燃焼時に発生するCO2は地域の大気中を循環し、また地域の森を育てると考えられているので、地球環境にも優しいんですね。
ペレットストーブって簡単に使える?
取り付けたその日からどなたでも

電源のON-OFFはもちろん、火力設定、室温設定も全て指一本で操作できます。
ペレットを燃料タンクに入れておけば、設定した火力に合わせて自動的に適量が燃焼室に供給されるので、火力調整も簡単です。
指定時間にON-OFFを行うプログラムタイマー機能も搭載。
毎日のお掃除には専用の掃除機を使えば、わずか1分ほどで完了です。
ペレットストーブって危なくないの?
やけどや火災事故の心配を少なくしました

ストーブ使用中も本体外装の温度は約60℃程度ですから、ちょっと触っただけではやけどに至りません。
また小さなお子様やペットとお住まいのご家庭用にはメッシュ状のストーブガードもご用意していますので、高温のガラス等に触れない対策をして安全にご使用いただけます。
さらに本体には感震装置を内蔵していますので、万が一の地震の際にはペレットの供給が遮断され、異常燃焼や過熱を防止します。
ストーブを使用していると煙突内にススや灰が付着し、有効な排気口径を狭めるために過熱事故が起きやすくなることが指摘されますが、シーズンオフには専門のクリーニングスタッフが大切なストーブと煙突を隅々まできれいに磨き上げるサービスメニューもありますので、お気軽にご相談ください。
ペレット燃料ってみんな同じ?
原料によって性格が違います

ホワイトペレットはお米に例えるなら精米済みの白米です。樹木の芯(木部)だけから作られており、発熱量が大きく、灰が少ないのが特徴。他のペレットに比べると少しお値段高めですが、ストーブや煙突への負担も少なく、お掃除もラクラクです。新潟県内ではコメリホームセンターさんを中心に販売されています。(2014年10月現在)
全木ペレットはお米に例えるなら玄米です。樹木の芯(木部)と皮(樹皮)から作られており、ホワイトペレットほどではありませんが、発熱量・灰の分量・お値段のバランスが取れた燃料と言えるでしょう。原料の選別をせずに作れるため、国内で流通するペレットのほとんどがこの全木です。
この他にも樹木の皮や枝などから作られたバークペレットや栽培きのこの菌床、おから、コーヒーかすなどから作られた アグリペレット(ミックスバイオマス)などが、燃料の低価格化と廃棄物処理を同時に解決することを 期待され、試験的に製造されています。
ただしバークペレットやアグリペレットはホワイト・全木に比べて発熱量が小さく灰が多いため、なかなか上手に燃焼させられるストーブが存在しません。
現在当社ではこれらの燃料を効率的に燃焼する機器の研究開発も行っています。
いろいろなストーブがあるんでしょ?
使い方で変わる、最適なストーブ

- 玄関に置いて廊下から階段、住まい全体をほんわりと暖めたい。
- 新築のモダンなリビングダイニングにマッチする一台を選びたい。
- 和室の雰囲気にもさりげなく溶けこむ上品なストーブが欲しい
…など、お客さまには様々な好みやご要望があります。
当社ではお客さまの生活スタイルに合った、最適な一台をお選び頂けるよう、本社ショールームに暖房能力・デザイン・機能が異なる数多くの機種を取り揃えました。
シンプルで日本語表示がわかり易い国産メーカーから機能豊富でデザイン性とパワフルさに優れた海外輸入モデルまで、常時10機種以上を実演燃焼することができます。
設置場所についての助言や簡単な操作説明、補助金申請のお手伝いなど、導入を検討中にご不安に思われることは何でもお気軽にご質問下さい。
お客さまが納得行くまで、ていねいにお答えさせて頂きます。
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