雪と共に生きる

■ 雪と共に生きる

昭和38年、後に”サンパチ豪雪”と呼ばれる大雪は市民生活に甚大な被害をもたらした。(ジオテクサービス)

雪と共に生きる。これは、十日町市民にとって古くて新しい永遠の命題です。雪の重みで、いつ倒壊するかもしれない家屋。雪の捨て場さえない、危険と隣り合わせの生活。豪雪の年、市民は雪国ならではの様々な不都合に見舞われていました。絶え間なく降り続く雪に、人々の心は不安から恐怖、そしてあきらめへと流されていったのです。過酷な状況から逃れたい一心で、手に手にわずかな道具を持ち、黙々とただひたすら雪との死闘を繰りひろげてきた長い歴史。雪との闘いの果て、私たちは昔に比べて格段に快適な冬の暮らしと、雪国に生きる喜びを手に入れました。そんな暮らしの根底には、脈々と受け継がれてきた先人の知恵と努力があることは、いうまでもありません。

雪化粧した十日町市蒲生の棚田。(公益社団法人新潟県観光協会)

(十日町市HPより、一部改編)


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