【 再エネセミナー 】いつでも、どこでも使える地中熱

小千谷市で「再生可能エネルギー 熱 普及啓発セミナー」に参加しました。

また家庭用での最終エネルギー消費の約半分は熱エネルギーですが、コロナ禍の終息による経済活動の復調と、露ウ戦争による天然ガスの流動性低下により、全世界的にエネルギー価格が高騰しています。

電気は光にも動力にもまた熱にも変換でき、長距離輸送も可能なため、私たちの暮らしにとって必要欠くべからざるエネルギーですが、その多くは熱→動力→電気という順で発電されているため、発電所でのエネルギー変換効率はトップクラスでも約55%と45%は放棄していることになります。

しかも送電時や変電時にも少しずつ損失が生じるので、末端で熱エネルギー利用をする頃には50%を割り込むことも珍しくありません。

一方、一般的な家庭用(灯油・ガス)ポイラーではエネルギー変換効率が低いものでも85%以上、高いものでは潜熱回収技術の利用によって100%超であり、大幅に有利です。

つまり、熱エネルギーは使用するその現場で作るのが有利と考えられますが、近年叫ばれる温暖化抑制の動きから低炭素化(ゼロカーポン)でこれを実現するにはまさに「再生可能エネルギー 熱」をいかにうまく実現するかが決め手といえます。

各業界とも国内を代表する一流の講師ぞろいで大変ためになるセミナーでした。当社でもますます研究を深め、お客様のお役に立てるよう技術を磨いて参ります。

【再生可能エネルギー】地中熱セミナーin新潟市

大橋です。私共 北越融雪 も末席に名を連ねる「新潟県地中熱利用研究会」の設立10周年記念事業「再生可能エネルギー 地中熱セミナー in新潟市」が開催されます。

再生可能エネルギーと聞いて真っ先に地中熱を思い浮かべる方は多くないと思いますが、冬季間曇天と降雪が続く新潟県では太陽光発電などに向いた地域が少ない代わりに、豊富な地下水熱を利用することができます。

日本全体の課題でもありますが、地方では人口減少と高齢化に拍車がかかり、公共建物の維持管理を行う上で光熱費(固定費)の削減をどのように行うかが課題になってきます。

菅 前首相は「2050年 カーボンニュートラル」を表明しましたが、個人ができること、企業団体ができること、それぞれに具体的な取り組みを積み重ねなければ理念と目標だけでは達成は望むべくもありません。

「地中熱のことなんて知らない」という方はもちろん、各自治体のエネルギー政策担当の方、環境政策担当の方からはぜひとも足を運んでいただき、新潟県に秘められた地中熱エネルギーの可能性について見識を深めて頂ければ幸いです。

  • 日時:2022年10月26日(水)13:00 ~ 17:00(予定)
  • 会場:朱鷺メッセ 4階 国際会議室
  • セミナー参加費:無料
  • お問い合わせ:新潟県地中熱利用研究会(025-281–8812 (株)興和内)

【地中熱】刈羽村 かりわ保育園 地中熱用ボアホール掘削工事を視察してきました

今日も一日、蒸し暑い日でしたね。ただ、昨日までとは少し違ってやはり梅雨明け間近を感じさせる気候になってきました。

当社では新潟県地中熱利用研究会の基本会員として今年から副会長職を仰せつかっています。その関係で現在施工中の刈羽村かりわ保育園へ視察に行ってきました。

こちらは従来安価な深夜電力を使用した全館蓄熱式電気ヒーター床暖房が設備されているのですが、昨今の社会情勢からより低排出な設備に更新したいとのご要望があり、国のエネルギー構造高度化補助金を受けて地中熱ヒートポンプに置き換えを図っています。

また今後も工事の進捗を随時視察しに行きたいと思います!