【再生可能エネルギー】地中熱セミナーin新潟市

大橋です。私共 北越融雪 も末席に名を連ねる「新潟県地中熱利用研究会」の設立10周年記念事業「再生可能エネルギー 地中熱セミナー in新潟市」が開催されます。

再生可能エネルギーと聞いて真っ先に地中熱を思い浮かべる方は多くないと思いますが、冬季間曇天と降雪が続く新潟県では太陽光発電などに向いた地域が少ない代わりに、豊富な地下水熱を利用することができます。

日本全体の課題でもありますが、地方では人口減少と高齢化に拍車がかかり、公共建物の維持管理を行う上で光熱費(固定費)の削減をどのように行うかが課題になってきます。

菅 前首相は「2050年 カーボンニュートラル」を表明しましたが、個人ができること、企業団体ができること、それぞれに具体的な取り組みを積み重ねなければ理念と目標だけでは達成は望むべくもありません。

「地中熱のことなんて知らない」という方はもちろん、各自治体のエネルギー政策担当の方、環境政策担当の方からはぜひとも足を運んでいただき、新潟県に秘められた地中熱エネルギーの可能性について見識を深めて頂ければ幸いです。

  • 日時:2022年10月26日(水)13:00 ~ 17:00(予定)
  • 会場:朱鷺メッセ 4階 国際会議室
  • セミナー参加費:無料
  • お問い合わせ:新潟県地中熱利用研究会(025-281–8812 (株)興和内)

【 採用 】 新しい仲間を募集しています

3/16、十日町商工会議所にて「十日町・津南就職ガイダンス2023」が開催されました。

2年前からのコロナ禍開催ということもあり、Zoomによるリモートでの会社説明だったのですが、少しでも当社の雰囲気を伝えたいと思い、現在勤務中の社員さんたちにインタビューした動画を用意して当日を迎えました。

あいにく用意されたPCの設定で動画再生ソフトが共有できず(涙)、当社の説明に参加してくれた5名の学生さんたちにお見せできなかったので、悔し紛れに(笑)こちらで共有します。

手前味噌ですが、当社の若手は素晴らしい…。

誰一人として「社長からの仕込み」ナシです。

良い会社にせねば、と背筋が伸びる思いです( ー`дー´)キリッ

【マサカの坂】有事に思う

当社の温水循環システムでは、熱源として灯油ボイラを採用することが多いのですが、その主要仕入先の1社が山口県に本社を置く「長府工産株式会社」です。

長府工産株式会社 代表取締役 伊奈紀道氏。

この度、同社製ボイラの一部に不具合事例が報告されたのですが、 メーカーとしては事態の収拾を図るため、該当する機種の納品先で順次部品交換を実施することを発表しました。

製品不具合というのは、 誠実なものづくりを旨としていても起こり得る「マサカの坂」ですし、年間数千~数万台のボイラを出荷するメーカーとしては事態の収拾にかかる費用と時間を想像するだけでも、気が滅入るたぐいの出来事かと思います。

しかし実際に製品を使用されるお客様のこと、またお客様に設備をお納めする我々施工業者や販売店のことを想い、明るみにしづらいであろう出来事に対して、スピーディかつ誠実な対応をとって頂いたことに感銘を受けました。

私たち北越融雪は、本当に素晴らしい取引先に恵まれています。

今後も末永くお付き合いさせて頂きたいと思います!

【積雪419cm】 新潟・津南町で観測史上1位を更新

新潟県津南町では24日(木)1時に積雪が419cmまで増加し、観測史上1位の記録を更新しました。
雪の峠は越えているものの、除雪時の事故などに十分な警戒が必要です。
( 2022/02/24 07:24 ウェザーニュース )

除雪時の事故に警戒を

先週末から続く大雪の影響で、北海道や北陸などは積雪が大幅に増加しています。昨日、16年ぶりに積雪が4mに達した新潟県津南町では夕方から夜にかけて雪が増え、日付が変わった後に419cmを観測しました。これは2006年2月に記録した416cmを上回り、1990年の観測開始以来、最も多い記録です。

この冬に降った雪の量は23日(水)の時点で1263cmと平年の約120%の多さとなっています。特に20日(日)から23日(水)までの4日間で170cm以上の新たな雪が降って積雪が一気に増加、記録の更新につながりました。

今日も雪の降りやすい状況が続くものの峠は越えていて、積雪の大幅な増加はない見込みです。これまでの大雪によって建物の倒壊や落雪、山間部での雪崩など災害が発生しやすくなっています。除雪を行う場合は複数人で実施するなど十分な安全を確保し、事故につながらないよう警戒が必要です。

【路面融雪】2022年はもうこれで降り納め!?

おはようございます、大橋です。

昨晩から今朝の降雪量は約40cmほど。

出社してみるとショールーム前もシャッター前も
きれいに雪が消えていました。

ショールーム前(約45㎡、コンクリート舗装)は三菱電機のメルスノーワイド14kWで

シャッター前(約24㎡、コンクリート舗装)は長府工産の灯油ボイラー12.6kWで

それぞれ異なる熱源で融雪しています。

「2022年はもうこれで降り納めにしよう!」

…と雷様が言ったかどうかは定かではありませんが、
今週末からは少しずつ暖かくなりそうな予報です。

もうひと頑張り、です。

露出配管 と 隠蔽配管、雪を溜めながら使うのなら、どちらがいいですか?

大橋です。お客様から以下のようなご質問を頂きました。


”露出配管工法で屋根に積雪させたまま使用すると
  空洞ができやすくなると聞きました。
 そうならないように常時自動運転しなければならないと思いますが、
 隠蔽配管工法を選べば、ある程度の積雪が有る状態を保ちながらの
 融雪運転が出来るでしょうか?
 それが可能であれば、中途半端な積雪しかない地域では、
 「これ以上積もったら危ない」

  と気づいてから運転する事でうまく燃料代を節約出来るのかな?
 と考えています。”(原文一部修正)


本当に良くお受けする質問ですので、良い機会だと思い
当方からのご回答をこちらにも掲載しておきます。


” ご質問に対して直球のご返答をするならば、
  「露出配管式 に対して 隠蔽配管式 の方が

  より 『 溜めながら融かす 』 ことに向いている」
  と言えます。

  …ただし、隠蔽配管式でも、溜めて使うのに適した
  積雪量に限度はありますが。


ご参考までに本年小千谷市で施工した案件の写真を何カットか添付致します。

こちらの現場ではお客様と事前に協議の上で
大屋根外周部だけ、さながら額縁のように隠蔽配管工法を施しました。
(理由は後述します)

今年のような降り方でも、屋根上の積雪量が
うまくコントロールされている好例かと思います。

一般的な隠蔽配管工法の仕上がりはこちら。

十日町市N様邸の屋根融雪稼働状況です。隠蔽配管工法でAT横葺き仕上げ。
日照・風向の影響から写真手前側が良く融けています。

ちなみに露出配管工法の写真はこちら。

十日町市K工場の屋根融雪配管敷設完了状況。もともと急勾配の落雪屋根でしたが、
出入り口前にも落雪するため、除雪の手間を軽減する目的で露出配管を設置しました。

さて、少し話は変わりますが、
融雪配管が露出式であれ、隠蔽式であれ
屋根上に雪が積もった状況を持続させると、
積雪の圧密性により性状が変化します。

雪国育ちの我々は体験的に理解していますが、具体的には

(1)気温・日照等により雪が融けながら
  自重により沈降して見た目積雪量が減ること

また上記に伴い

(2)空気層が圧縮されることと、
  雪粒子→融雪水→再結氷塊
  という状態変化が起こることで
  雪の密度(比重)が増し、固く締まっていくこと

の2つにより、サラサラしていた雪粒子が
ガッチリした氷塊になっていくわけです。

屋根上の雪が自重沈降により圧縮されながら固く締まっている状況。
積もる→融けて縮む→積もる→…を繰り返すことで見た目よりはるかに重くなってゆく。

融雪とは雪に熱エネルギーを加えて
氷→水へと状態変化を起こさせる技術に他なりませんから、
氷を水にするための融解潜熱を考えればよいのですが、

・積もりたての新雪(ここでは比重を0.1と考える)

・固く締まった氷塊(ここでは比重を0.5と考える)

で、同じ体積の雪を融かすのならば、
前者に対して後者は5倍のエネルギー(時間)を要することなります。
(詳細な条件検討は割愛しました)

また組織構造の違いからは、以下のようにも考えられます。

綿菓子を口に含めばたちまちしぼんで小さくなりますが

(空気層を多く含み、圧縮余地が多いことと、
体積に対する表面積が大きいので嵩が減りやすい)

氷砂糖は口に含んでもなかなか解けてけていきません。

(空気層を多く含み、圧縮余地が多いことと、
体積に対する表面積の小さいで嵩が減りにくい)

これらのことから「雪を溜めてから融かす」のは

「固く締まった雪に熱を加えてもなかなか思うように嵩が減らず」

「しびれを切らして一旦運転を取りやめると
 先ほどまでの熱で発生した融雪水が周辺の雪に吸収されながら再結氷し」

「勿体ないとは思いながらも、やはり心配になって再度運転を始めると
 雪は以前よりさらに固くなった氷の板に変貌しているので
 発熱体(屋根材または放熱管)と接したところだけが融けて空気層が残る」

ことを繰り返すため、いわゆる「空洞化」を生じやすくなることが
概念的に理解できます。

積雪荷重の害から屋根を守るには、
特に構造的に弱い軒先の荷重を取り除くことが有効ですので、
軒の出よりもやや多めに外周部だけをヒーティングすれば、
おおよその問題は解決するものと考えられます。

その方が材料費も安上がりであり、また融雪に使う燃料代も少なくて済みます。

ただし、中央部に溜められる雪も2m、3mというわけには
行かないでしょうから、
万が一の時には人力により除雪する工夫が必要でしょうし、
板金が新しい場合などは露出配管工法を選択される
可能性もあるかと思いますが、ヒーティング範囲外(中央部)の雪は
時間経過とともに自然と軒先へ移動したがりますので
配管を守るための工夫も併せて検討する必要があろうかと思います。


長文でまどろっこしい内容かもしれませんが、
融雪についていくつかのポイントを解説しています。

皆様のお役に立てば幸いです。

雪国はつらいよ(?) ~雪おろしにはやっぱりクマ武 編~

北越融雪の大橋です。

私たちの住む新潟県十日町市は
例年2.5m近くもの雪に見舞われる豪雪地です。

私たちは年がら年中お客様の雪ばかり心配しているので
自宅の雪は一番後回しになるのですが、
今回は鉄骨車庫の屋根から夫婦仲良く💕
雪おろしの模様をお届けします(笑)

1月下旬、雪は約70㎝ほど積もっていました。

雪おろしは全身運動なので、厚着して作業すると
どんどん脱ぐ羽目になります(笑)
除雪をうまくやるにはコツがあり、
力み過ぎずに同じペースでコツコツ作業することです。

また、道具が軽くて丈夫なこともポイントです。

今回は二人とも地元の「クマ武」ブランド。

軽量で女性にも扱いやすいので人気です。

先日会社の屋根雪をおろしたのですが、
社員が持ち寄った自家用スノーダンプがすべてクマ武で
みんなで顔を見合わせて大笑いしました。

このダンプは地元十日町市の「山田屋商店」製です。

たまに都会で雪が降るとチリトリで雪を集める映像が
流れますが、きっとお役に立ちますので
ぜひ一家に一台、クマ武をお求めください。

地方発送(?)致します(笑)

お問い合わせは 0120-028-119 北越融雪まで☺

豪雪のメッカ新潟県十日町市。固い!重い!辛い!それでもめげずにやり遂げる!融雪屋さんの雪おろし

2022年2月10日 社屋の雪おろし決行。

(注:当社ではお客様から除雪を請け負う業務は行っておりません。
あくまで自社社屋の保全目的で行っているものです。
なにとぞご理解ください)

屋根の上には、積もり積もった圧雪が約2m。

普段は融雪設備の施工と管理が主業務のため
大雪の年ほど社屋の雪おろしは後回しとなる。

全員が雪国生まれ雪国育ちの精鋭揃いだが
凍みついた屋根雪は固く、重く、体力が奪われる。

それでも屋根雪は次第に削り取られ、
道路にうず高い雪山が出現することに。

前面道路の車両や歩行者に危害がないよう
誘導監視員を配置しての作業が必須。

最後は排雪業者さんが雪山を撤去してくれました。

雪おろしは保護具着用、複数人作業でご安全に!

ご覧の皆様はこんな危険で重労働な雪おろしに
大切な時間を浪費しないでください。

新築住宅はもちろん、既存住宅でも
雪のお困りごとは私たちがご相談に乗ります。

フリーダイヤル 0120-028-119 まで どうぞお気軽にご相談ください。

【 屋根融雪 】豪雪地ではやっぱりコレ!ムラなく消えて建設のプロも納得。豪雪地ならパネル隠蔽式温水循環融雪

新潟県十日町市のN様より
「仕事が忙しいので屋根融雪にしたい」
とご相談を頂きました。

十日町市は長野県にほど近い人口約5万人の町で
2月の最深積雪量は210㎝です。(1991-2020)

上空から見回しても、雪、雪、雪…。

本当にあたり一面が銀世界です。

社会科の教科書にも「日本屈指の豪雪地」
として掲載されるほどのこの地では
多い時には1日で数十㎝もの雪が
降ることも珍しくありません。

電気ヒーター式融雪でそれに対応しようとすると
1m2あたり300~350Wもの大きなエネルギーが
必要になるため、30坪(約100m2) クラスの住宅でも
30kW級の設備となり、大雪の年も、小雪の年も
設備容量に応じた基本料金が負担となります。

その点、ボイラー等を熱源とする温水循環式では
温度調整で出力を自在に変更でき、
小雪の年には燃料代がグッとお安くなるため
豪雪地には温水式が向いています。

今回は屋根のリフォームも併せて行うため
融雪パネルを板金の下に隠蔽しました。

屋根面が均一に暖まることで
ムラなくきれいに雪が消えています。

N様ご自身は建設会社の社長で、
冬季間は地域を守る道路除雪を担っておられるため、
ご自宅の雪は どうしても一番後回しになってきたとのこと。

そんな経緯から、今回思い切って屋根融雪にすることを決心されたそうです。

新築住宅はもちろん、既存住宅でも
雪のお困りごとは私たちがご相談に乗ります。

フリーダイヤル 0120-028-119 まで
どうぞお気軽にご相談ください。

【 屋根融雪・せっぴ防止 】新潟の雪もラクラク融ける!既存住宅にあと施工も可能。せっぴ防止には電気ヒーターネット式屋根融雪

新潟県長岡市のY様より
「大屋根北側のせっぴが隣家に落ちる」
とご相談を頂きました。

長岡市は新潟県第二の都市で人口約28万人。
2月の最深積雪量は77㎝です。(1991-2020)

周辺の景色を眺めても結構な積雪量です。

当初は温水循環式を考えましたが、
対象範囲が北側のみということもあり
対象面積が屋根の一部分だったので
軽装備で済む電気ヒーターネット式としました。

電気ヒーターネットはせっぴ防止などに適しており、
軽量なうえ、既存建物にあと施工が可能です。

サーモグラフィの映像を見ても、
ネットの場所だけが池のように
スポッと融けています。

夜中やお出かけの際も自動運転を行う
降雪検知センサーも組み合わせました。

「今年からはせっぴ、ツララで
お隣に迷惑をかける心配がなくなって
本当によかったわ!」と
喜びのお声を頂きました。

お客様が雪のお困りごとから解放され、
私たちも本当にうれしい限りです。

新築住宅はもちろん、既存住宅でも
雪のお困りごとは私たちがご相談に乗ります。

フリーダイヤル 0120-028-119 まで
どうぞお気軽にご相談ください。