【 マニュアル 】 灯油配管のエア抜き手順

降雪期に入ると、融雪装置をご使用中のお客様から「雪が融けておらず、コントローラから『ピー・ピー』と警報が鳴っている」というお電話を頂くことが度々あります。

多くの場合、
(A)連続降雪により灯油が減り、タンクが空になっている
(B)「もう少し降るまで融雪は動かさないでおこう」と灯油配管のコックやバルブを閉めていた
というケースに該当するようです。

ボイラーの中には「電磁ポンプ」という灯油を噴射するための加圧ポンプが内蔵されているのですが(A)タンクが空だったり、(B)コックが閉まっていても、ボイラー始動時には配管内の灯油を一生懸命を吸おうとするため配管内が真空状態になり、灯油を補充したりコックを開いた後も配管内に空気溜まりが生じてうまく着火できない状態になることがあるのです。

ボイラーは着火しようとして火が点かないと「不着火」の警報を出し、当社の融雪コントローラはこの信号を受けて音と光でお客様に異常をお知らせするようになっています。

いったんこの警報が出た場合の対処方法ですが、ボイラー内の「オイルストレーナ」で「エア抜き」作業を行って頂くことになります。

基本的には

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ウエスまたは古新聞

があればできる、簡単な作業です。作業手順は以下の通りですので、お困りの際にご活用ください。