【融雪装置の圧力計、その役割とは?】

北越融雪でお納めする密閉式融雪装置には多くの場合、ボイラー周りに温度計が、ポンプのそばには圧力計が取り付けてあります。

私たち人間も
「ちょっと体調が悪いかも…」
というとき家庭でもできる簡単な健康診断の道具として
「体温計」「血圧計」
を使いますが、それとほぼ一緒です。

今回は「圧力計」のおはなしです。

作業員が指差しているのが圧力計です。この場合指示値は0.04MPa。既定値外ですので調査が必要です。

難しい話は省きますが、システムが止まっているときでも、圧力計は0.06~0.08MPaぐらいの圧力を保持していることが望ましいです。

圧力がそれ以下に下がっているときは、
①膨張タンクに不凍液が逃げている
②システムから不凍液が漏れている
のどちらかが疑われます。

写真中央に写っている赤いタンクが密閉式膨張タンク。頂部から押し込まれる不凍液の伸び縮みを、底部からの封入空気で弾力的に吸収します。


もしも圧力が下がったままポンプを運転すると
「ガラガラガラガラ…」
と異音がして、ポンプを故障されるおそれが高いうえ、雪も満足に融けません。

お気づきの際はお早めにご連絡ください。

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