お客様から要望によりポンプを運転したところ、屋根上から滝のように不凍液が降ってきました。
屋根上で配管が抜けてしまい、不凍液が漏れた事故事例をご紹介します。
なおこちらは当社の施工ではありませんので、予めお断りしておきます。
20年くらい前に他社様で屋根融雪を設置されたお客様から
「雪の融けが悪いので診てほしい」
と呼ばれてお邪魔したところ、圧力計の指針が0になっていました。
「それでも溜まった雪を融かしたいので、動かしてみてほしい」
とのご要望があり、ポンプを運転したところ、屋根上でゴム配管の抜けが生じていたため不凍液が滝のように流出して、雪がピンク色に染まった状況です。
気づいてすぐにポンプは停めましたが、雪が不凍液でピンク色に染まっています。
特に12月ごろの雪は水っぽく重いため、屋根上の配管にまとわりつくようにして引っ張り、弱っているところが抜けたものと考えられます。
こちらは「KY式」と呼ばれる工法で既存建物にあと施工でき、①工期が短い②工事費が安いなどのメリットからお客様に支持されましたが、③融雪管の熱伝導率に劣る、④経年で配管の抜けが起こりやすいなどのデメリットがあることなどから人気も下火となり、現在は事業を行っておられないようです。
同様の施工方式で屋根融雪されている方は、屋根上に雪を溜めず、降雪センサー等によって速やかに雪を融かすことが必要になります。
なお当社では同様の事故が起こらない
「SUS露出配管工法」
「SGP露出配管工法」
「電気ヒーターネット露出工法」
での施工を行いますので、ご安心ください。
北越融雪では自社施工・他社施工問わず、融雪設備の点検・修理作業も実施しています。
「使い方がわからない」
「うまく雪が融かせない」
「不凍液が漏れているようだ」
などのお困りごとがある方はどうぞお気軽にご相談ください。
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