【融雪システム │ 灯油を切らしてしまったら?】

「毎日雪が降っても、我が家は融雪にしてあるから大丈夫…」
と、思っていたら
「あれ?雪が融けていない!?」
そんなときはオイルタンクの灯油切れが疑われます。

オイルタンクが空っぽになるとからボイラーまでの配管に空気が入ってしまうことがあります。

一旦空気が入るとオイルタンクに灯油を継ぎ足しても、灯油配管内の空気が邪魔をしてボイラーへ灯油が送られず、困ったことになります。

そんなときは
「灯油配管のエア抜き」
が必要になります。

エア抜き手順を紙芝居風にまとめましたのでご参考にしてください。


①プラスドライバーでボイラー前面のネジ2箇所外す
(機械室は暗かったり、屋外だったりすることもありますので、ネジを紛失しないようにご注意ください)

②ボイラー内部下側にある黒いゴム配管を見つけます
(ゴム配管を辿るとその先にねずみ色の「オイルストレーナー」が見つかります)

③オイルストレーナー頂部のエア抜きネジをゆっくり緩めます
(灯油が溢れてきますので、ボロ布か古新聞を下にあてがってください)

④”プシュプシュ”と空気が抜け、灯油がツーッと出てきたらネジを元通り締めます
(漏れのないよう確実に)

このあと融雪装置を手動運転して、ボイラーが安定燃焼することをご確認ください。

安定燃焼しないときはエア抜きが不十分の可能性がありますので、手順③からもう一度やり直します。

ボイラーの前面蓋を閉じるのは一番最後です。

以上で「灯油配管のエア抜き」に付いての解説を終わります。

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