【融雪システム │ 灯油を切らしてしまったら?】

「毎日雪が降っても、我が家は融雪にしてあるから大丈夫…」
と、思っていたら
「あれ?雪が融けていない!?」
そんなときはオイルタンクの灯油切れが疑われます。

オイルタンクが空っぽになるとからボイラーまでの配管に空気が入ってしまうことがあります。

一旦空気が入るとオイルタンクに灯油を継ぎ足しても、灯油配管内の空気が邪魔をしてボイラーへ灯油が送られず、困ったことになります。

そんなときは
「灯油配管のエア抜き」
が必要になります。

エア抜き手順を紙芝居風にまとめましたのでご参考にしてください。


①プラスドライバーでボイラー前面のネジ2箇所外す
(機械室は暗かったり、屋外だったりすることもありますので、ネジを紛失しないようにご注意ください)

②ボイラー内部下側にある黒いゴム配管を見つけます
(ゴム配管を辿るとその先にねずみ色の「オイルストレーナー」が見つかります)

③オイルストレーナー頂部のエア抜きネジをゆっくり緩めます
(灯油が溢れてきますので、ボロ布か古新聞を下にあてがってください)

④”プシュプシュ”と空気が抜け、灯油がツーッと出てきたらネジを元通り締めます
(漏れのないよう確実に)

このあと融雪装置を手動運転して、ボイラーが安定燃焼することをご確認ください。

安定燃焼しないときはエア抜きが不十分の可能性がありますので、手順③からもう一度やり直します。

ボイラーの前面蓋を閉じるのは一番最後です。

以上で「灯油配管のエア抜き」に付いての解説を終わります。

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【 事故事例:他社・屋根融雪 】ゴム配管抜けによる不凍液漏れ

お客様から要望によりポンプを運転したところ、屋根上から滝のように不凍液が降ってきました。

屋根上で配管が抜けてしまい、不凍液が漏れた事故事例をご紹介します。

なおこちらは当社の施工ではありませんので、予めお断りしておきます。

20年くらい前に他社様で屋根融雪を設置されたお客様から
「雪の融けが悪いので診てほしい」
と呼ばれてお邪魔したところ、圧力計の指針が0になっていました。

「それでも溜まった雪を融かしたいので、動かしてみてほしい」
とのご要望があり、ポンプを運転したところ、屋根上でゴム配管の抜けが生じていたため不凍液が滝のように流出して、雪がピンク色に染まった状況です。

気づいてすぐにポンプは停めましたが、雪が不凍液でピンク色に染まっています。

特に12月ごろの雪は水っぽく重いため、屋根上の配管にまとわりつくようにして引っ張り、弱っているところが抜けたものと考えられます。

こちらは「KY式」と呼ばれる工法で既存建物にあと施工でき、①工期が短い②工事費が安いなどのメリットからお客様に支持されましたが、③融雪管の熱伝導率に劣る、④経年で配管の抜けが起こりやすいなどのデメリットがあることなどから人気も下火となり、現在は事業を行っておられないようです。

同様の施工方式で屋根融雪されている方は、屋根上に雪を溜めず、降雪センサー等によって速やかに雪を融かすことが必要になります。

なお当社では同様の事故が起こらない
「SUS露出配管工法」
「SGP露出配管工法」
「電気ヒーターネット露出工法」
での施工を行いますので、ご安心ください。

北越融雪では自社施工・他社施工問わず、融雪設備の点検・修理作業も実施しています。

「使い方がわからない」
「うまく雪が融かせない」
「不凍液が漏れているようだ」
などのお困りごとがある方はどうぞお気軽にご相談ください。

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2025年2月の営業カレンダー

2025年2月の営業カレンダーです。

休日当番対応は2月16日(日)までとなりますのでご注意ください。

「休」休業日です。電話は留守番電話となります。

「当番のみ」休日当番、数名の出勤です。電話対応と緊急修繕をします。

ペレット燃料をお求めの場合、8:30~17:30まで対応可能です。

お電話はフリーダイヤル:0120-028-119にて承ります。

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【 融雪装置 停電時の対応 】

いったん停電が起きると、通電再開時に火災等が起きないよう、ボイラーは自動復帰シないようになっています。

そのまま放置すると【動くはず】の融雪自動運転が作動しませんので、通電再開後はボイラーの様子を確認してください。

ご不明の場合は北越融雪フリーダイヤル:0120-028-119までご連絡ください。

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【雪がピンク色に染まる原因と対処法】

温水式融雪装置では、ボイラーやヒートポンプを用いて不凍液を加熱し、循環ポンプで融雪箇所に送り出します。

しかし、配管の接合部や機械周辺で不凍液が漏れると、屋根や雨樋付近、さらには雪の上にピンク色の着色が見られることがあります。

不凍液漏れが疑われるシステムにコンプレッサーで空気圧を掛けて気密試験をしたところ、屋根上の雪がピンク色に染まった様子。

多くの不凍液には、雨漏りや他の液体と区別するために着色剤が含まれています。

当社で使用している「ナイブラインNFP」は、鮮やかなピンク色で、まるで氷いちごシロップのような色合いです。

このため、不凍液が漏れると周囲の雪や表面が明確にピンク色に染まり、視覚的に漏れを確認できます。

1.不凍液漏れがもたらす影響

不凍液の漏れは単なる着色だけでなく、システム全体に悪影響を及ぼします。漏れた箇所から空気が吸い込まれることで、循環効率が低下し、結果として熱伝導が悪化します。その結果、雪が十分に融けなくなる問題が発生します。

2.点検と修理方法

システムの圧力が低下し、不凍液の不足が疑われる場合、以下の手順で原因を特定します:

1)不凍液の抜き取り: システム内の不凍液を一旦抜き取ります。

2)空気圧テスト: 専用のポートからコンプレッサーを使い、空気を加圧します。

3)漏れ箇所の特定: ピンホールやクラックから音や空気の吹き出しを確認し、問題箇所を特定します。特定された箇所を修理すれば、システムの性能を回復させることが可能です。

ピンク色の元を辿ったら、コンクリートの欠損箇所から空気と共に不凍液が糸状に噴き出していることが確認されたので、人力でコンクリートを部分解体して修繕しました。

ピンク色に染まった雪は、単なる現象ではなく重要なシステム異常のサインです。

早期発見と適切な対処が融雪装置の正常運転を維持する鍵となります。

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【融雪装置の圧力計、その役割とは?】

北越融雪でお納めする密閉式融雪装置には多くの場合、ボイラー周りに温度計が、ポンプのそばには圧力計が取り付けてあります。

私たち人間も
「ちょっと体調が悪いかも…」
というとき家庭でもできる簡単な健康診断の道具として
「体温計」「血圧計」
を使いますが、それとほぼ一緒です。

今回は「圧力計」のおはなしです。

作業員が指差しているのが圧力計です。この場合指示値は0.04MPa。既定値外ですので調査が必要です。

難しい話は省きますが、システムが止まっているときでも、圧力計は0.06~0.08MPaぐらいの圧力を保持していることが望ましいです。

圧力がそれ以下に下がっているときは、
①膨張タンクに不凍液が逃げている
②システムから不凍液が漏れている
のどちらかが疑われます。

写真中央に写っている赤いタンクが密閉式膨張タンク。頂部から押し込まれる不凍液の伸び縮みを、底部からの封入空気で弾力的に吸収します。


もしも圧力が下がったままポンプを運転すると
「ガラガラガラガラ…」
と異音がして、ポンプを故障されるおそれが高いうえ、雪も満足に融けません。

お気づきの際はお早めにご連絡ください。

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ストーブのある風景 ー Stuv P-10 ー

今回ご紹介するのはベルギー生まれのStuvP-10。

温風が出ないのでとても静かな輻射式ストーブです。

特殊な燃焼室構造で火の粉が散らないので、排気がきれいなうえガラス窓も汚れにくく、美しい炎が一日中楽しめます。

毎日のメンテナンスもとても簡単にできるので、はじめてお求めの方はもちろん、買替えの方にもおすすめです。

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スイッチ入れても融けない時は? 【 12月の融雪方法 】

12月。初雪が降って融雪のスイッチON!

あれ?思うように雪が融けないぞ!

トホホ…せっかく高い工事したのに意味なかったの?

そんな時はボイラーの温度設定を1ランク上げてみましょう。

水っぽく、融けにくい初雪には高温設定で出力アップ!

当社の温水式融雪は1時間に3cmの新雪に追いつきながら融かします。

降雪がもっと強いときは延長運転で降り止んでからも残業して融かしますのでどうかご安心ください。

ただし…

そのまま1シーズン使うと燃料代が高くなりますので1月になって、乾いた雪質になったら、温度設定を下げてください。

ご不明の場合は☎0120-028-119でご相談を承ります。

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