融雪設備の漏水調査

当社では、他社様施工の設備について同程度の使い勝手を維持できるよう保守点検のサービスを提供しています。お客様よりご連絡があり、下屋根は雪が消えるが大屋根が消えないとの問い合わせをいただきました。

このお宅は大屋根と玄関屋根でそれぞれ独立したシステムのため、大屋根側のシステムに不具合が生じているようでした。そこで屋根裏にある分岐ヘッダーを確認しました。

ヘッダー付近に空気だまりがあることが確認できたため、気密検査を行い漏水調査を行いました。

気密検査の結果、保持できず内圧が落ちることがわかりました。つまりシステムのどこかから逃げている可能性が高いようです。そこで漏れ箇所を特定するため、建物を観察します。

雪の着色から大屋根の雨どい内にて不凍液の漏れが確認できました。降雪期は施工が難しいため、時期をみて修繕し再度検査することとなりました。このように設備の状況評価・調査確認を行うことで健全な状態に近づけ、お客様へ継続して使用していただけるようご提案をまとめていきます。