【融雪】路面融雪(ロードヒーティング)・新潟県小千谷市(中越)・玄関前・灯油ボイラ熱源

昨年路面融雪(ロードヒーティング)でお世話になった小千谷市のA様邸で温度測定をさせて頂きました。融雪範囲は三味線のバチのように接道部分が開いた形状を希望されました。 比較的交通量の多い道路に面していることと、 バックで車庫入れしたいとのご要望があったためです。

ご要望どおりの形状にきれいに融雪できていますね。以前の投稿で「路面融雪稼働時の表面温度は4℃を目標に…」と書いておきながら何ですが、こちらでは路盤表面に融雪水がほとんど残っていない状態で最高温度約9℃でした。

ちなみに循環させている温水温度は往き側Ts=38℃、還り側Tr=27℃ほどとなっていました。

路面融雪の場合、コンクリート舗装仕上げになることが比較的多いのですが、コンクリートは熱容量が大きい(暖まりにくい反面、一度暖まると冷めにくい)性質があるので、雪の降り始めから実際に融け出すまでの所要時間は長くかかる傾向があるものの、一旦融け出すと今度はジワジワと融雪の効果が続きます。

融雪水が長くその場に滞留していると雪が降り止んでから再凍結することがあり、滑って危険なので融雪面の外に自然と流れ出るくらいの勾配をつけますが、それでも完全には排水できないことを想定して表面仕上げをザラザラした「ハケ引き」と呼ばれる仕上げにします。

左官屋さんからすれば一旦コテ仕上げしたところを改めてハケ目をつける作業があるわけですので、手間がかかっていますよね。関係業者さんに感謝でございます。