下水管路にも熱がある

先週12/19~の雪で大変なさわぎになった新潟県ですが、クリスマス寒波ではさして目立った降雪にも見舞われず、本日(12/26)の午前中はところによって青空も見えるような天候で、まだまだ本格的な「雪国」の姿には遠いようです。

会社脇の集落広場に下水のマンホールがあるのですが、うっすらと積もった雪がマンホール蓋の上だけジワッと融けていました。

これは下水管路を流れる生活排水の温度が周囲に比べて高いため、空気の対流によって暖められたマンホール蓋が雪を融かしている状況です。

この熱がどんどん利用できればそれはそれでエコなのですが、下水管路はどうしても 太い道路から各住宅・事業所に樹枝状に広がっているため、利用できる範囲が限られているのと、雪を融かす「ため」に排熱しているわけでないので、降雪のスピードに対してはなかなか追いつけないという現実があり「気が付いたらジワッと融けていた」程度にしか利用できないようです。残念ですね…。