以前より融雪・暖房用熱源機でお世話になっている、長府工産株式会社さん(山口県下関市)を訪問させて頂きました。
山口県では2018年ごろから全国トップクラスの大量かつ高純度の水素を生成するという同県の強みを活かし「水素先進県」の実現を目指して県内外の企業に協力を呼び掛けていました。
長府工産さんでも灯油を代替する新エネルギーとして、水素ガスを直接燃焼させるボイラーの開発を手掛けておられるとは聞いていたのですが、コロナ禍のため計画した視察が延び延びになっていたところ、ようやく実現したものです。

水素ボイラーのほか燃料電池とEV用の充電ステーションを併設している。


当社のある新潟県十日町市から下関市までは新幹線を利用してもおよそ8時間の長旅。終業間際の訪問では十分な視察も難しいため、ホテルに一泊して翌日の視察となりました。
まずは本社で社長・専務を表敬訪問させて頂き、技術課長さんから水素ボイラーの実証施設をご紹介頂きました。



約1時間ほど水素ボイラーについてご説明頂いたのち、車で15分ほど離れた生産拠点、亀浜工場をご案内頂きました。






すべては紹介しきれませんが、本社でも工場でも社員の皆さんが手を止めて爽やかにご挨拶下さり、風通しの良い社風と誠実な人柄が良い製品を作り出しているのだな、という印象を受けました。
忙しい中にも関わらず視察を受け入れて頂き、隅々までご案内頂きましたこと、改めて御礼申し上げたいと思います。
余談ですが、視察後8時間余りをかけてたどり着いた越後湯沢駅では吹雪でホームが凍り付き、日本列島の長さを肌で感じる一日でした。
