電気の力で高効率融雪 三菱電機 メルスノーワイド

1/27夕刻 退勤時。乾いた雪が降りしきっていましたが、看板前から自販機前までの車3台半は無雪状態です。

雪国の雪対策、というと地下水を散水して雪を融かす「散水融雪」「消雪パイプ」を思い浮かべる方が多いのですが、当社の得意分野は地下水が得にくい所でも施工できる「無散水融雪」です。

かつては灯油やガスを燃焼させるボイラー熱源が圧倒的に多かったのですが、ここ10年ぐらい新勢力として登場したのが電気の力で温水をつくる「ヒートポンプ」による融雪です。

条件が良ければ消費電力1に対して4倍ぐらいのエネルギーで温水を作ってくれるので、環境負荷も小さく、省エネになると言われています。

ただし、高温の温水をつくろうとすると折角の高いエネルギー変換効率が発揮できないことになるため、どちらかといえば屋根融雪よりは路面融雪ででジワジワ融かすことに向いています。

実機によるデモンストレーションをご覧になりたい方は当社国道117号線側駐車場で毎日稼働していますので、気軽にお立ち寄りください。


新潟県の湿り雪

先週末からの寒波は、全国各地に降雪をもたらしました。鉄道・道路をはじめとして交通に支障を来たしたという報道をご覧になった方も多いと思います。

北海道・長野県なども雪の多い地域として知られていますが、それらの地域では「寒くて降る雪」「サラサラのパウダースノー」が多いようです。

新潟県も全国屈指の豪雪地ですが、主に日本列島中央を走る脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)の西側で集中的に湿った雪が降ることが多いのが特徴です。

10年に一度の警報級寒波で十日町市も-7℃の朝を迎えたこの日、日中は一時的に晴れ間も見えて外気温は2℃ほどとなりました。

お昼ごろにはツララも溶け出し、ポタポタと解氷水がしたたり落ちていたかと思いきや、またも雪が降り始めました。

昨晩までの雪は「横殴りの暴風雪」といった様子で軽くサラサラした雪が吹き付けていたのですが、今日の降り方は新潟県らしい「無風でしんしんと降り積もる雪」でした。

こういう降り方で視程(してい、見通しのきく距離)が短くなるほどの密度で降り始めると、一日1mに迫るほどのスピードで積雪が増えることもあります。

新潟県をはじめ日本海側で降る雪の特徴は「さほど寒くなくても降る雪」「ベタッとまとわりつくような湿り雪」が多いようです。

短時間の多量降雪に対応できるよう、北越融雪では
「毎時3cm、1日72㎝の新雪に追いつきながら融かす」
ことを標準的な設計条件として定めています。

これ以上の能力にすることも可能ですが、どんどんオーバースペックになってしまうため、費用対効果のバランスを考えてこのラインとしました。

これ以上も、これ以下も対応可能ですので、個別のご相談についてはどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

散水消雪(消雪パイプ)

雪国では、雪が降っていても日常生活を送るために様々な設備が稼働しています。例えばこちら!

地下水を道路上にノズルで散水し、雪を消す『消雪パイプ』です。この設備のおかげで車両の通行がスムーズに行えます。発祥の地は新潟県長岡市だそうです。サーモカメラで見てみると見事に水に熱があることがわかります。外気温と比較すると地面の下は暖かいので、その熱を持っている地下水も同様に暖かいのですね。この力で雪を処理するのです。

今季最強寒気到来!

今週に入り今季最強の寒気が流れ込みました。会社にも積雪・着雪に関する問い合わせをたくさんいただいています。

日本列島がすべて真っ青です。さすが最強寒波!

私も御多分に洩れず、お客様のお宅をハシゴして対応に奔走しておりました。そんな折、ふと社用車の後輪に目を落とすと・・・


遠心力でとげとげに氷柱が生えてました!外気温がマイナス5℃を下回るとこんな現象も起こるのですね。新しい発見です(笑)

不在の家でも融雪使える⁉

当社のお客様には施設に入所されている方や遠方のご家族が実家を管理されている方、セカンドハウスとして使用される等で、普段ご不在のお宅も年々増えています。
雪国で家を管理するには「雪処理」が欠かせません。

必要な条件が整えば、離れた生活でも融雪装置を使い続けて行けます。例えば…
1.年に一度の融雪装置の点検を行う。
2.家のカギを管理してくれる人が近くにいる
3.灯油供給業者に配 達を任せられる など。(※一例です)

冬期間は施設に入所されご不在のH様宅。屋根と路面融雪は自動運転でいつもカラカラ!離れて暮らす息子さんも安心されています。

大切な実家を守り続けるためにお役に立てれば幸いです。

融雪ネットで安心!

「外階段の落雪屋根の雪が道路まで飛び出すことがあって気が気じゃないの…何かいい方法はないかしら?」

2年連続の大雪でホトホト困り果ててご相談頂いたH様には、屋根面積が8㎡程と小さいことから「電気融雪ネット」をお勧めしました。

雪が落ちてこないという安心感は大きいですね~雪片付けがいらず助かっています!

最強寒波到来の前兆?

今日の新潟県は放射冷却でキーンと澄み渡った朝に始まり、完熟した蜜柑のような美しい夕焼けで幕を閉じました。

明後日土曜日あたりからは北日本を皮切りに全国各地を次々と寒波が覆う荒れた空模様が続きそうです。

お仕事の方も行楽の方も無理のない計画を立ててお過ごしください。

長野県は信濃町、エコレットカンパニー黒姫へ

昨日に引き続き、本日は長野県のエコレットカンパニーさんを訪問してきました。高山社長もペレットやストーブに携わり始めて10年以上になるベテランで、現在は息子さんと一緒にお仕事されていますが、当初は営業から設置工事、メンテナンスから経理まで一人でこなしていたというスーパーマンです。

北越融雪からは車で約1時間半の道のりです。

ショールームに到着するとカギがかかっていて、人気(ひとけ)が無い…。ちょっと不安になりかけたころ、高山社長が到着しました。

お話を伺うと、ペレットが大型トラックで24袋×650kgも届いたので、 午前中から昼休みも返上で一人で倉庫へ横移動していたのだとか!いやはや驚きです…

ショールームの中には選りすぐりのストーブが並んでいました。

こちらでも2時間余り滞在させて頂き、次年度の参考になるお話を沢山伺うことができました。 写真左が高山社長、中央が大橋、右が宮腰です。

信濃町から十日町市へ帰る途中、現在お問い合わせ対応中の宿泊施設改修プロジェクトの下見で野沢温泉にも立ち寄りました。

すると道々に警察官が立ち、何やら騒がしい様子。あたりを見回すと、今週末に当地の伝統行事「道祖神祭り」が行われるため、祭りの中心となる年男たちが木遣り歌を唱和しているところでした。その厳粛な風情に外国人観光客も大勢見入っていました。

野沢の道祖神祭りは「日本三大火祭り」 の一つにも数えられるほどの壮大さを誇るそうです。いずれ見に行きたいと思います!

燃料販売店へ、ペレット燃料運搬!

北越融雪では、ストーブを設置させていただいたお客様がお住まいの近くでペレット燃料をご購入いただけるよう、お店を経営されている何軒かのユーザー様に燃料販売をお引き受け頂いています。
本日は、魚沼市のペレット販売店「髪もり下」さんへ燃料配達にお伺いしました。

髪もり下様の店舗外観です。
髪もり下さんのペレット販売チラシです。

2018年からお世話になっているため、5シーズン目に入りました。ストーブを弊社で取り付けていないお客様も含めたくさんの方がお見えになるそうで、髪もり下様の知名度向上に一役買っているかもしれません(笑)

お店の横に4tトラックを横付けしてペレットを荷下ろしします。
カゴ台車を使用して、安全にペレットを運搬しています。

今回は160袋ですので格納庫である建物裏の倉庫へ2tトラックを横付けし、横移動用のカゴ台車をゴロゴロと置場近くまでひっぱっていきます。

ペレット置き場のようすです。
積み上げ完了しました!

在庫の補充完了です。1袋580円(税別)ペレット定休は日曜・月曜ですのでそれ以外の曜日でお買い求めにお寄りください!

山形県は小国町、ペレットマン本店へ

北越融雪から車を走らせること約3時間、10年以上も地域の森林資源を熱エネルギーとして有効活用したい、と「エネルギーの地産地消」を楽しくマジメに繰り広げている「ペレットマン!」こと小国グリーンエナジーさんを訪問してきました。

ペレットマンホームページ(https://pelletman.jp/)より。
北越融雪から小国グリーンエナジーさんまでの道のり。冬場でスピード控えめなのとトイレ休憩を挟むのでもうちょっと時間がかかります。

到着した我々を迎えてくださったのは、高橋あい子社長とご主人の睦人さん(普段は親しみを込めてムッチャンとお呼びしています)。かれこれ10年近いお付き合いになります。

写真はジーニカ(https://www.giinika.com/)様より拝借。夏頃の写真なので半袖なのです。

またショールームを兼ねた本社社屋では所狭しと並ぶペレットストーブ、薪ストーブに火を入れて頂き、ぽっかぽかの状態でスタンバイしていてくれました。

エネルギーのこれからについて1時間ほど語り合ったころ、昨年竣工したペレットマンファクトリーをご案内いただけるとのことで、本社から2分ほど車で移動。

黒いサイディングに黄色のロゴも鮮やかなペレットマンファクトリー。主に木質ペレット燃料の袋詰と個人宅配のベースキャンプとして活用されています。
カントリーマアムのバニラ味とココア味みたいですが、左は製材工場で作られるホワイトペレット、右は解体廃材で作られる全木ペレットです。両者の違いはハイオクとレギュラーの違いに似ています。

昼食はムッチャンもリノベーションに携わった小国町内の 茶飯美(さはんび)さんにてカレーをいただきました。

お手洗いには小型のガスボンベを再利用した照明が。こちらもムッチャン製。

あれやこれやとたっぷり再生可能エネルギーの話をしまくり、充実した時間を過ごさせて頂きました。またこれからの商品づくりに活かさせて頂きます!