新年度の融雪工事がスタート!

今日から4月、新しい年度に入りましたね。

北越融雪では今日から長野県信濃町の福祉施設で、屋根の雪を溶かすための配管工事を行っています。

工事の背景:

  • 施設はスキー場のすぐ隣にあり、冬は大量の雪が降ります。
  • 屋根から落ちる雪で道路が半分塞がってしまうほどで、除雪作業が大変でした。
  • そこで、来シーズンからは融雪設備に雪処理をまかせる決断をされました。

本日の施工の様子:

  • 主作業は固定金具の取り付け、屋根上配管でした。
  • 屋根に規則正しく並んだ融雪パイプが印象的です。
  • 施設の方々は、融雪設備が完成し、雪の心配なく過ごせる来シーズンを楽しみにされています。

ポイント:

  • 豪雪地帯では、雪による事故や除雪作業の負担が大きな問題です。
  • 融雪設備は、安全で快適な生活を守るために役立ちます。
  • 施設への融雪設備の導入は、施設の維持管理の面からも有効な手段です。

安全作業で工事を進めます!
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スイッチ入れても融けない時は? 【 12月の融雪方法 】

12月。初雪が降って融雪のスイッチON!

あれ?思うように雪が融けないぞ!

トホホ…せっかく高い工事したのに意味なかったの?

そんな時はボイラーの温度設定を1ランク上げてみましょう。

水っぽく、融けにくい初雪には高温設定で出力アップ!

当社の温水式融雪は1時間に3cmの新雪に追いつきながら融かします。

降雪がもっと強いときは延長運転で降り止んでからも残業して融かしますのでどうかご安心ください。

ただし…

そのまま1シーズン使うと燃料代が高くなりますので1月になって、乾いた雪質になったら、温度設定を下げてください。

ご不明の場合は☎0120-028-119でご相談を承ります。

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融雪点検をお待ちのお客様

例年より点検時期が遅くなり ご心配をお掛けして 大変申し訳ありません。

連日、各方面一所懸命に 回らせていただいております。

初雪の便りも近づきましたので お手数ですが一度手動で 試運転をしていただけると ご安心かと思います。

試運転方法は当ホームページ内 「融雪装置の試運転」 でご確認ください。

【 路面融雪 │ 小千谷市 】暗くなって帰宅しても除雪いらず。灯油熱源温水ロードヒーティング。

新潟県、今日はずいぶんと冷え込んで冷たい雨が降っていますね。

こちらは昨年施工させていただいた小千谷市の戸建て住宅です。

車庫2面のうち、玄関ポーチと連続した左側のみを融雪させていただきました。

お仕事柄帰りが遅くなると辺りは真っ暗。

家に入るにもまず除雪して…という暮らしから、帰宅と同時にサッと車庫に入れられるようになりました。

小型のポンプ内蔵型灯油ボイラー1台でスッキリと融けています。

気になる燃費も地温センサーを組み合わせてコンクリート路盤が暖まってきたら一旦ボイラーを休ませるハイカット制御を組み合わせ、低燃費なエコ設計にしました。

今年の冬には間に合わないかもしれませんが、冬の間にご相談いただければ、雪が積もって困っている場所を具体的に見ながらお打ち合わせが出来ます。

ぜひお気軽にご連絡ください。

フリーダイヤル☎0120-028-119でお待ちしております。

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融雪装置の試運転

今年もまた雪のシーズンになりました。

初雪が降る前に、試運転を済ませておきましょう。

まず、機械周りの事前チェックです。

事前チェック① 煙突に可燃物が触れていないこと。

事前チェック② 圧力計が0.06MPa以上を指していること。

1.燃料

灯油の場合:タンクに燃料を補給してください。

燃料補給が済んだら、①タンクのそば、②ボイラーのそばのコックを開けます。

ガスの場合:①ガスメーターの元栓、②ボイラーのそばの栓を開けます。

2.電源

コンセントプラグを差し込みます。

①制御盤(リレー盤)用、②ボイラー用と最低2本あります。

一見差さっているように見えても、実は抜けかかっていることもあるので確認しましょう。

3.制御盤

前蓋を開けると左側に小さなブレーカーがあります。

ブレーカーを上げると、緑色の小さなLEDが灯ります。

4.ボイラーリモコン

ボイラーリモコンをONにします。

リモコンはボイラー前蓋かボイラーすぐそばの壁にあります。

電源を入れると緑色のランプが灯ります。

リモコンに「注意:ボイラーリモコンは警報解除以外操作しないでください」とシールが貼ってある場合は、消灯のままで結構です。

5.融雪コントローラー

融雪コントローラーをONにします。

コントローラーは機械室または玄関・リビングの壁などにあります。

電源を入れると緑色のランプが灯ります。

6.試運転

融雪コントローラーで【手動運転】を行います。

まずポンプが動き、続いてボイラーが着火します。

設定温度まで暖まるとボイラーは一旦止まります。

屋根融雪では 高温側:60℃、低温側:45℃

路面融雪では 高温側:35℃、低温側:20℃

を目安に運転してみてください。

外気温にもよりますが所要時間は30分~1時間程度です。

トラブル事例① ボイラーに着火しない

ボイラーリモコンがONになっているか(手順4)ご確認ください。

灯油切れによる灯油配管の空気溜まりでも不着火が起こります。

トラブル事例② ボイラーがすぐ止まる

循環液不足か、融雪管への空気溜まりの可能性があります。

トラブル③ ポンプが動かない

制御盤の運転切り替えスイッチがOFFの可能性があります。

スイッチONでも動かない場合はポンプ内の羽根車が固着している可能性もあります。

トラブル④ 【 自動運転 】が出来ない

自動運転はセンサーが雪を検知して動きます。

実際の降雪をお待ち下さい。

ご判断がつかない場合は北越融雪フリーダイヤルへお電話ください。

フリーダイヤル☎0120-028-119です。

【 施工事例:屋根融雪 ステンレス露出配管工法 】

11月も中旬を過ぎ、融雪施工のピークを迎えています。

写真は既存住宅の屋根雪対策でステンレス(SUS)露出配管工法を適用した事例です。

屋根融雪の施工では板金仕上材の状況によって
・板金が古くて傷んでいるので、この際新しくしたい
・熱効率を高くしたい(燃費を低く抑えたい)
・意匠性(見た目や美しさ)を優先したい
・施工期間に余裕がある(雪降り間際でない)
などの条件が揃っていれば板金をめくる「銅管隠ぺい工法」を選択しますが、
・板金が新しい(またはステンレスなど将来も傷む心配がない)
・熱効率を多少犠牲にしてもよい(燃費最優先ではない)
・意匠性(見た目や美しさ)を多少犠牲にしてもよい
・施工期間に余裕がない(雪降り間際である)
などの場合は「ステンレス(SUS)露出配管工法」を選ぶ場合があります。

露出配管工法では軒先だけ、など部分的に融雪機能を追加したい場合にも柔軟に対応することができます。

お気軽にご相談ください。

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2402051118

大橋です。

近年は福島・群馬・長野と様々な地域から融雪のご相談を頂くようになりました。

その中でも今回は群馬県みなかみ町の温泉旅館さんでお世話になった事例をインタビュー動画にまとめましたのでご覧ください。

舞台は湯檜曽(ゆびそ)温泉にて「天空の湯 なかや旅館」。

温泉旅館を経営している人なら誰でも一度は
「お風呂の縁からあふれるお湯をただ捨てるんじゃ勿体無いな~」
と思ったことがあるはず。

雪国ではこの排湯(はいとう)を集めて玄関や駐車場、時には屋根の雪対策に使うことも珍しくありません。

ただ今回のなかやさんは屋根の面積も大きく、大雪のときには使える排湯のボリュームにも限りがあるものですから、雪が一番吹き溜まる中庭に面した屋根は社長みずからが危険を顧みず雪おろししていたのだとか。

「若い時ならいざ知らず、この先あと何年これを続けられるだろうか…」

そんな考えがフッと頭をよぎった時、何年か前に勉強会でご一緒した当社のことを思い出して頂き、お声が掛かったのでした。

実際に工事が完了し、初雪を迎えた頃はセンサーが降雪をうまく捉えられず、欲しいタイミングで融雪システムが稼働しないという若干のトラブルもありましたが、センサー持ち出しアームを長いものに交換することで無事解決。

融け具合も上々とご満足いただいています。

「1シーズン終わってみないと燃料代が幾ら掛かったか分からないから、
 本当の評価はそれからだね(笑)」

とちょっぴり厳しいお言葉も頂きましたが(汗)、本当に良い御縁を頂いたと感謝しております。

これからも末永く宜しくお願い致します。

【 電気融雪ネット 】 10年以上お使いのお客様へ

現在ご使用中の電気融雪ネットは、定期的に点検されていますか?

屋根面に固定するだけで簡単に設置可能な電気融雪ネット。

電気融雪ネットの耐用年数はメーカーや設置条件により異なりますが、概ね10年ほど。

劣化が進むと絶縁被覆が剥がれたり、断線して使えなくなっているお宅もあります。

先日、他の業者さんに施工して頂いたお客様からSOSの連絡があり調査に伺うと、ひどい有様に遭遇しました。

分岐コネクタの外装・絶縁被覆が融けています
こちらは発熱線とコネクタが接触していました

経年劣化が原因かと思われますが、リード線と発熱線を結ぶ分岐コネクタの外装・絶縁被覆とも融けてボロボロになっていたり、他方では発熱線とコネクタが直接接触していたためと思われるコネクタの損傷も見受けられました。

雪が降ってから故障に気づいても、残念ながら修理は間に合わないので本当に困りますよね…。

基本的には高所に取り付けられているので確認し辛いのですが、窓から見える場合は特にコネクタが傷んでいないかをご確認下さい。

T字型になっているのがコネクタです

近隣の場合はドローンや作業員目視による点検を承りますし、不良・故障の場合は代替品のご注文、交換工事を承ります。

本格的な降雪の前にぜひ一度ご確認下さい。

「もう、雪おろしやめましたヨー!」父親想いの息子さんと選んだ【屋根融雪】│新潟県十日町市

大河「信濃川」が悠々と流れる新潟県十日町市は、人口約5万人のまちです。

以前は「魚沼産コシヒカリ」や「絹織物」が有名でしたが、近年では里山と現代アートの祭典「大地の芸術祭」にも人気が高まり、例年多くの観光客が訪れます。

十日町市を語るうえで欠かせないのが、同市が「豪雪のまち」だということです。

長野県境の山脈により堰き止められた雪雲は、時として日量1mもの降雪をもたらします。

平年並みでも2mを超える積雪は時として交通網を遮断し、住まいや人々の暮らしを危険に晒すこともあるため、この地域で暮らす人々は古くから「雪との闘い」を余儀なくされてきました。

今回は十日町市のK様のエピソードです。

以前は体力に自信があり、重い荷物を背負って海釣りに出かけるほどでしたが、コロナワクチンの接種後に体調不良となり入院をしてから、息子さんたちに屋根融雪について勧められるようになりました。

K様とその息子さんたちは、様々な方面で業者を調べ、地元十日町市の「北越融雪」に出会いました。

屋根の雪おろしでは、大屋根から小屋根に降ろした雪を再度地面に落として片づける、といった作業を何度も繰り返す手間が大きな負担となっていたため、屋根面で直接雪を融かしてしまうのが最良のやり方だと考えたのです。

実際に1シーズン屋根融雪を使ってみたところ、高所での危険作業がまったく無くなったうえ、肉体的負担が激減しました。

従来は地面に落とした雪を「除雪機」で処理していましたが、雪おろしの負担が減った分、運動不足になることを心配したK様は、「スノーダンプ」を使用して近くの川まで雪を運んで流すことにしました。

結果として今シーズンは除雪機の出番もなく、息子さん達も「お父さん、本当に良かったね」と喜んでくれています。

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■ 北越融雪株式会社

http://www.hokuetsuyusetsu.com/

■ 屋根融雪

http://www.hokuetsuyusetsu.com/wp02/index.php/snowmelting/snowmelting-roof/

■ 融雪総合カタログ

http://www.hokuetsuyusetsu.com/wp02/wp-content/uploads/2023/04/company%20brochure.pdf

雪対策は融雪計画だけにあらず 構造改修も並行した事例 │ 新潟県小千谷市

2021年の晩秋、小千谷市お客様から「路面融雪をしたい」とご相談がありました。さっそく現地調査にお伺いしてみると、大屋根からの雪が自然落下で小屋根に落ち、その雪をさらに人力で道路まで落として排雪する、という構造のお住まいでした。

降ったばかりの新雪は密度0.1t/m3程度とフワフワ、サクサクしていますが、上屋根から小屋根に落ちて積もっている雪は、自然積雪の上に上屋根からの雪がのしかかるため、とても重いうえに固く締まっていきます。

時としてその重さは新雪の5倍近く、0.5t/m3近くになることがあります。

これを人力で雪下ろしするというのが、いかに骨の折れる作業かというのは言うまでもありません。

まして今回ご相談のお客様は会社経営者であり、夜遅く仕事を終えて帰宅するころにはヘトヘトになっておられました。気力体力ともに万全の状態で雪下ろしに臨むのは中々難しいことだったのです。

しかも大屋根→小屋根、小屋根→道路と2段階で落としたガチガチの雪を、地面からの熱エネルギーだけで処理するには、放熱出力を相当大きく設計したとしても、うまく融かし切れない可能性が高かったため、何とか屋根雪は屋根の上で処理できないか、というアプローチで考え始めたのです。

小千谷市で平成の初めごろから開発が進んだ分譲住宅地。
大屋根道路側からの雪が直下の小屋根に落雪し、うず高く積もった雪は再度人力で除雪しなければならない。

そこで当初は「への字」型の大屋根を片流れ屋根に変更し、住宅裏手側に全て落としてしまおうかと考えました。
しかし具体的に建築的な検討を進めていたところ、当初案では落雪した雪が敷地境界を越えて隣地まで飛び出してしまうことが判明し、検討をやり直すことに。

最初に計画した、大屋根を片流れ改修して、全て裏手に落雪させようという計画。

それならば、と第二案として計画し直したのが以下の図面。
「への字」大屋根の道路側を途中から折り曲げるアイデアです。
折り曲げた大屋根と従来人力除雪が必要だった小屋根を融雪改修する計画にしました。

  • 大屋根から背後地への落雪は従来と変わらない
  • 熱エネルギーを加える面積は少ない
  • 小屋根の雪下ろしも道路に落とした後の排雪も心配せずに過ごせる

という成果を期待したものです。

第二案として計画し直した、「への字」大屋根の道路側を途中から折り曲げるアイデア。

うまく行ってくれることを期待して迎えた初めてのシーズン。お客様の使い方がお上手だったこともあり、悩みの種だった小屋根の雪はきれいになくなっていました。

エネルギー価格も、配管資材の価格も高騰し、環境負荷をどれだけ小さくするか、が問われている今日。

「力任せにエネルギーを加えて雪を融かす」というご提案ではなく「いかに永く快適にお客様がこの土地に住み続けられるか」を考えながら、お客様と共に歩んで行きたいと考えています。