都市部の雪には 電気式融雪マット ソーヒーター

私たち北越融雪は新潟県十日町市という、例年2.5mもの積雪に見舞われる世界屈指の豪雪地に会社があります。

建築基準法の定めにより、豪雪地の各地自体では地域ごとに異なる屋根への荷重を「垂直積雪量(または積雪深)」として公表し、設計上の指針としているのですが、十日町の垂直積雪量は何と、330㎝!すごいですよね…

雪下ろしの状況(参考写真)

ところ変わって新潟市中央区(新潟駅周辺)では100㎝、と同じ県内にもかかわらず平野部と山沿いでは3倍以上もの開きがあります。

そんな新潟市でも今年は一時的に50cm以上の降雪に見舞われ、「屋外に置いてある空調室外機に雪がかぶさってエアコンが効かなくなってしまった」とか、「玄関前に雪が積もって除雪に1時間もかかった」とか、の話が耳に入りました。

新潟市にこんな大量の雪が降るのは数年に1度、といったところですので、各家庭には除雪用具が常備されていなかったり、道路の雪を除雪するための建設機械やオペレーターが常時待機していられないというのが現状のようです。

ただでさえ高齢化が進む近年、たかが玄関先や階段の雪とはいえ、出かけるにも不便だし、ましてや除雪で肩や腰を傷めたら…。そんな不安を取り除く良い商品があります!

その名も電気式融雪マット「ソーヒーター」。

商品は北海道で製造され、かつては夕張炭鉱にゴム製品を納品していた伝統ある企業が製造し、私たち北越融雪で販売しています。

融雪出力は1m2あたり300Wとパワフルで、屋外に敷きっぱなしでも10年以上と十分な耐用年数があります。

使用方法は屋外の100Vコンセントに差し込むだけという手軽さで、雪を融かしてくれます。

階段・歩道用の標準厚マットはわずか9mmという薄さで、オフシーズンには重ねたり巻き取ったりして簡単に片づけられます。

車庫前など車両通行部分には材質と厚みを強化した13mm厚品も特注で製作可能です。

2011年も大雪に見舞われた十日町市ですが、その年も十分雪を融かしてくれました。

建物全景です。建物周りの積雪を見ると大雪なのが分かります。
こちらはアパートでしたので、階段部分にマットを敷き込みました。
マットの上だけきれいに雪が消えています。
こんなにきれいに消えていれば、階段の昇り降りも安心ですね。

ご関心があれば、ぜひ当社(TEL:025-757-5300)までご相談下さい。なお、12/31~1/1までは年末年始休業とさせて頂きますのであしからず1/2以降にお問い合わせ頂ければ幸いです。


今年は小雪? - 年末年始の天気 -

今日は青空がのぞき、外気温も6℃を超えている十日町です。

確か気象庁の3か月予報では「ラニ―ニャ現象」で「寒冷・多雪の冬」になるはずでしたが、現在十日町の積雪はまだ20cmそこそこです。

ですが、今後年末年始の1週間ほどは比較的寒く毎日雪だるまマークが連続しているようですので、年末年始にはまとまった降雪があるかもしれません。

帰省・二年参り・年始回りなどのご予定がある方はどうかお気をつけてお出かけください。

今年も一年お世話になりました

早いもので令和4年も残りわずかとなりました。

今年も大変お世話になりました。

本格的な冬になりましたので

冬期の当番体制を整え、

お客様のSOSにお答えして参ります。

お困りの際には遠慮なくご連絡下さい。

皆様のご健康を祈願し

年末のご挨拶とさせていただきます。

北越融雪株式会社 社員一同

下水管路にも熱がある

先週12/19~の雪で大変なさわぎになった新潟県ですが、クリスマス寒波ではさして目立った降雪にも見舞われず、本日(12/26)の午前中はところによって青空も見えるような天候で、まだまだ本格的な「雪国」の姿には遠いようです。

会社脇の集落広場に下水のマンホールがあるのですが、うっすらと積もった雪がマンホール蓋の上だけジワッと融けていました。

これは下水管路を流れる生活排水の温度が周囲に比べて高いため、空気の対流によって暖められたマンホール蓋が雪を融かしている状況です。

この熱がどんどん利用できればそれはそれでエコなのですが、下水管路はどうしても 太い道路から各住宅・事業所に樹枝状に広がっているため、利用できる範囲が限られているのと、雪を融かす「ため」に排熱しているわけでないので、降雪のスピードに対してはなかなか追いつけないという現実があり「気が付いたらジワッと融けていた」程度にしか利用できないようです。残念ですね…。

融雪コントローラーの操作について

北越融雪の標準型融雪コントローラーを操作してみました。

電源ONの後、少しすると「自動」「停止」の運転待機(降雪監視)状態となり、センサーの前を雪片が横切るごとに「センサー」のLEDが点滅します。

規定時間内に複数回チカチカと「センサー」が点滅すると「連続降雪状態」を検知して「融雪運転」がONとなり「循環ポンプ」や「熱源機器」の運転がスタートします。

今回は雪の降りも弱かったのですが、あえて「感度調整」ツマミを最大として早めに「運転モード」に入るよう調整してあります。

新発田市の雪と電気ヒーター融雪

新潟県の中でも山形県寄り、新発田市に行ってきました。これまで40年以上新潟県民として暮らしてきた印象としては新発田市の雪は十日町市の半分くらい、と思っていたのですが、新潟県が公表している「垂直積雪量」によれば

  • 地域名:旧新発田市(山間部を除く)、旧加治川村
    垂直積雪量:130センチメートル
  • 地域名:旧新発田市(山間部)
    垂直積雪量:200センチメートル
  • 地域名:旧豊浦町
    垂直積雪量:140センチメートル
  • 地域名:旧紫雲寺町
    垂直積雪量:120センチメートル

とのことですので、山沿いでは十日町市(330㎝)の約7割程度ということになります。

今回の記録的寒波では新発田市にも大量の雪が降り、道沿いの住宅屋根にはおよそ70~80㎝の雪が積もり、道路は除排雪のトラックが行き交うため渋滞していました。

今年の春3月に新発田市の山沿いで無人施設の構内を電気ヒーター融雪させて頂いたのですが、積雪センサーにより長時間通電加温していた効果もあり、比較的よく消えてヒーターマットが露わになっていました。

ヒーターマットでは1時間当たり2.5㎝程度までしか融かせないので、連続して大量の降雪がある場合などは追いつかずにどんどん積もってしまうことも少なくないのですが、そんなときも積雪センサーと組み合わせるといずれ降雪量が少なくなってきたころに追いつくので安心です。

小千谷市の大雪 物流網もストップしてコンビニもからっぽ

昨日、小千谷市役所に用事があり、峠越えをして訪問してきました。

写真は市役所正面玄関。階段こそきれいに雪かきしてありますが、両側の雪山を見ると、どれだけ大量の雪が一度に降ったかが分かります。

小千谷市では倒木等の影響で停電した地域もあったそうで、融雪システムにも電源が供給できなかったため、暖房も給湯ももちろん、融雪も動かなかったようです。

普段は何の気もなく当たり前に使っている電気ですが、私たちのくらしを支える重要な生活インフラですね

下の写真は道すがらトイレをお借りするために立ち寄った某コンビニエンスストアです。いつもはトイレをお借りするときも飲料やガムなどを買うのですが、パンやおにぎり、お弁当のラックはすっかり空っぽでした…。

ロードヒーティングのお客様 フォローアップ

12月としては珍しい警報級の寒波が柏崎・長岡・小千谷・魚沼を

襲いましたが、魚沼市でロードヒーディングをご採用いただいた

お客様のお宅へお伺いしました。



ぽっかりコンクリートが見えている部分が施工範囲です。

強烈な降雪でしたが対応できて いたようで一安心しました。


夏の工事の成果が冬に現れるので、お客様の満足げな笑顔がなによりのご褒美です

新潟県に記録的な大雪 幹線道路も渋滞でストップ

今回、新潟県中越地方を襲った集中降雪は1日量で100㎝を超えたところも多く、新潟県長岡市・柏崎市では20㎞以上に渡る交通渋滞も引き起こしました。

当社の社員も小千谷市・長岡市方面のお客様から寄せられるSOSに対応すべく、国道17号線・国道117号線から小千谷市へ向かうのですが、1時間に数十mしか進まないノロノロ運転となり埒が明かないので、引き返してきました。

途中で信濃川左岸から小千谷市へ抜ける「雪峠」が通れるとの情報が入り、試しにアタックしてみたところ、除雪状況こそ間に合っておらずガタガタでしたが何とか小千谷市へ抜けることに成功しました。

まだ長岡市の市街地や関越自動車道・北陸自動車道は通行止めが続いており、そちら方面に伺うのは明日以降になりそうですが、何とか道路状況が改善し次第お邪魔しますので、どうかもう少々お待ちください。

山雪と里雪(さとゆき)

 今年のシーズン初めは里雪型の降雪で日本海側から中越地方の平野部が大量の降雪に見舞われています。

12/19 15時現在の積雪状況。小千谷市120㎝、長岡市99㎝、新発田市70㎝など平野部が大雪で、湯沢・津南・南魚沼・妙高高原などは0㎝ないし積雪深なしとなっている。

 主に日本海側の山沿いから山岳地域で降る雪を山雪といい、主に海岸地域や平野部に多く降る雪を里雪といいます。

山雪となるときの地上気圧配置は西高東低型が多く、季節風が強いことが特徴です。

山雪型( 気象概念(山雪・里雪) – 国土交通省北陸地方整備局)
https://www.hrr.mlit.go.jp

里雪となるときの地上気圧配置は袋型が多く、山雪に比べて季節風が弱いことが特徴です。


里雪型( 気象概念(山雪・里雪) – 国土交通省北陸地方整備局)
https://www.hrr.mlit.go.jp